少し前のスパコンの話 PEZY Computing 斉藤氏の話
PEZY Computing というスパコンを開発している会社がある。
そこの元代表が齊藤 元章氏だ。
医学博士・医師でありエクサスケールの衝撃という本を出版していたが、その後、助成金を4億だまし取ったとして東京地検特捜部に逮捕された。
その本を出版した時に三橋貴明と対談がありその内容が面白かったので記録しておく。
そもそもスパコンは演算能力が高ければいいわけだが、演算能力を高める為にスパコン同士を組み合わせたりして、大型化していかなければならない。
その際、かなりの熱がこもるのでそれを冷却する為に電気代がかかる。
スパコン京では消費電力は3万世帯と言われており1日600万の電気料がかかるといわれている。
将来的には京の100倍の能力エクサスケールの処理能力を求めていく事から単純計算すると300万世帯分の電気が必要となる。
300万世帯といえば原発1基分に相当する。
そこでスパコンは処理能力をどうあげるかもそうだがどのように消費電力を抑えるかがキーポイントとなってくる。
ペジーグループの特徴として空冷ではなく水冷でスパコンを冷やす技術を開発した事だ。
詳しい事は書かないので水冷が効率がいいという事だけ頭に入れといてください。
斉藤氏逮捕後もペジーグループはグリーン500※スパコンの省エネランキングと思ってもらっていい。
でトップを走っている。
スパコンでどちらかの国がエクサスケールの処理能力に達成したときその国はずーっと一番を走り続けるといわれている。
だから1番じゃないと駄目なんです。